新卒で入社したが自分はこの会社に合っていないのかもしれない・・・どうすればいいのだろう・・・
こんなお悩みを解決します。
かくいう私も同じような悩みを抱える新卒社員です。新卒で現在就業中の会社に入社して2年目が終わりに近づこうとしています。
会社や仕事に違和感を感じ、悩みながらもなんとか働いています。
とある調査では、新卒で入社した社員の約6割が入社を後悔しているというデータもあります。
よって会社に違和感を感じているという今のあなたの状態は決して自分のせいではなく、甘えでもありません。よくあることなのです。
この記事では、新卒社員と企業のミスマッチが起こる原因と、ミスマッチが起きていると感じている場合に新卒社員が行うことのできる対処法について解説します。
Contents
新卒社員と企業のミスマッチが起こる原因3つ
ミスマッチの原因①:短期決戦型の就活スケジュール
まずは、制度的な問題から。
現在の日本の就活スケジュールは短期決戦型になっています。
就活のスケジュールは大きく分けて、
- 準備期間
- エントリー期間
- 選考期間
に分けられます。
そして、それぞれの期間を簡単にまとめたものがこちらです。
準備期間 | エントリー期間 | 選考期間 | |
2015年卒以前 | ~11月 | 12~3月 | 4月~9月 |
2016年卒 | ~2月 | 3月~7月 | 8月~9月 |
2017年卒以降 | ~2月 | 3月~5月 | 6月~9月 |
2016年卒を節目にエントリー期間が前倒しされ、就活の短期化が見て取れます。2017年卒以降では、選考開始時期が前倒しされたものの短期決戦型には変わりはありません。
就活生はこのような短期的なスケジュールの中で、自分の希望と適正にあった企業を見つけなければなりません。
そして、そのような企業を見つけられたとしてもその選考をクリアできるかは別問題です。
このような短期決戦型のスケジュールの中で自分が心から入社したいと思える企業に出会え、内定をもらえる就活生がどれくらいいるのでしょうか・・・?
また、選考を行う企業側もこのスケジュールの中で、就活生が入社後安定して働くことができるかどうかを見極めるのは難しいという側面もあります。
ミスマッチの原因②:何となく就活をした
就活生(新入社員)側の原因です。この記事を読んでくださっているあなたは、就活に「本気で」取り組んだと胸を張って言えますか?
先ほどの項では、就活生にとっても選考を行う企業にとってもスケジュールが短期的だということに言及しましたが、企業説明会が始まるエントリー期間から就活が始まるわけではありません。
インターンシップは前年の夏から始まっていますし、自己分析や業界研究・企業研究はエントリー期間が始まる前に入念にしておくことが就活を成功させるために必須となっています。
私は、3月になってやっと重い腰を上げ就活を始めました・・・
ミスマッチの原因③:入社してはじめてわかる会社の実情
就活生は、企業説明会に参加した後、内定までに面接を重ね、多くの場合企業の社長や役員との面接を経て内定をもらいます。
この数か月の間にどれだけ能動的に企業研究を重ねたとしても、実際に入ってみてから任される業務の詳細やその大変さ、社内の雰囲気などを全て知ることは不可能です。
ましてや人間関係なんかは実際に入社してからでないと絶対にわかりません。
このような入社してはじめてわかる会社の実情は多かれ少なかれ必ずある、ということも新卒社員と企業との間にミスマッチが起きてしまう原因の一つです。
これに関しては防ぎようがない場合が多いのも事実かなと思います。人間関係なんかは運の要素が大きいですね。
合わないと感じている場合の対処法
新卒で入社した社員と企業とのミスマッチが起きてしまう原因について紹介させていただきました。
ここからは、実際にミスマッチが起きていると感じる場合に、新卒の社員が起こすべきアクションについて解説します。
上司や人事に相談しよう
仕事の内容や量、人間関係で悩んでいる場合はまず先輩社員や直属の上司などに相談してみましょう。
仕事に関してマイナスなイメージを持っている中で相談するのは勇気がいることではありますが、上司は新入社員にもっと相談してほしい、そして戦力として成長してほしいと思っています。
こんなことを相談したら上司にどう思われるだろうか?と悩まず、思い切って相談してみましょう。
先輩社員や上司はあなたよりも多くのことを経験しています。あなたが思いつかないようなアドバイスをもらえるかもしれません。
また、実際に一緒に働いている先輩社員や上司に相談しにくい場合は、採用の時にお世話になった人事の方に相談してみるという手もあります。
選考や採用・配属の時にあなたが新入社員として成功することを望んでくれていたであろう人事の人に相談すれば、上司とはまた違った視点でのアドバイスをもらえる可能性があります。
会社依存をやめよう
会社依存をやめるとは具体的にいうと、副業をしてサラリーマンとしての給料以外の収入源を得るということです。
そうすることで、ある程度割り切って働くことができるようになるためおすすめです。
以下では、会社依存をやめることのメリットを解説します。
最悪退職してもいいという心の余裕が生まれる
副業でサラリーマンとしての給料以外の収入源を得ることができるようになれば、最悪退職しても大丈夫という心の余裕が生まれます。
この余裕ができれば、「自分にはこの会社は合っていないのではないか?と悩みつつ、定年まで働くという選択肢を頭によぎらせながら先の見えない状態で働く」という最悪の状況を打破することができます。
職場の人の顔色を窺うことなく思い切って仕事ができる
自分にはこの会社は合っていないのではないか?というマイナスの思いを抱えながら仕事をしたり、職場の人の顔色を窺ったりしているとどうしても自分らしく働くことはできません。
しかし、副業収入によって会社依存をやめることができれば、この会社にいることが自分の全てだという意識がなくなり、自分らしい働き方ができるようになります。
実際このように考える人の方が思い切って仕事をすることができるため、結果を残しやすく、会社側もそういった人材を求めています。
この会社で働くことが自分のすべて、この会社を辞めてしまったら自分は終わり、などという思考をなくすようにしましょう。
独立という選択肢が見えてくる
副業収入が大きくなり、サラリーマンとしての給料に匹敵するかそれ以上になってくると、会社をやめて独立するという選択肢も見えてきます。
ここまでになるには難易度が高いですが、実際会社に属さないフリーランスとしての働き方で成功している方は多数いらっしゃいます。決して不可能なことではありません。
挑戦する価値は大いにあります!
サラリーマンにおすすめの副業については、副業サラリーマンとして副業の始め方や成功する方法を中心に情報を発信されているクニトミさんの 副業コンパスというブログがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
転職しよう
このままこの会社で働いても自分の明るい未来が見えない・・・という方は思い切って転職してしまいましょう。
会社とのミスマッチが起きてしまう原因には自分ではどうしようもないことや運の要素も大きいため、新卒で入社した会社が自分に合わなかったからといって悲観的になる必要は全くありません。
むしろ新卒で入社した会社が最高すぎて絶対に定年までここで頑張りたい!会社に貢献したい!という人はごくわずかだと思いますよ。
何となく就活してしまい適当に会社に入って後悔しているというあなたも心配いりません。
実際に社会人として働いた経験がある以上、就活生だった頃のあなたと今のあなたは違います。
実際に社会人として働き、社会のことを少しでもわかってから出てきた自分なりの条件を元に転職することは大いにありです。
実際に転職サイトにある求人情報を見ればわかりますが、業界・職種未経験歓迎の求人も多数あり、併せて第二新卒の需要も高いです。
今すぐ転職しようとまでは考えていない人も、転職サイトの求人情報で気になるものをストックしておき、今後に備えることは非常に重要です。
「定年までこの会社で働こう」と決意している方以外は転職サイトへ登録し、いざというときの準備を進めておくことを強くおすすめします。
会社依存を断って心の余裕をもつことにもつながります!
転職サイトへの登録は全て無料ですが、中でも優良な求人情報が多く集まるリクナビNEXTがおすすめです。
求人情報だけでなく、 転職の流れや成功体験などの有益な転職のノウハウを無料で見ることができるのもポイントです。
まとめ
新卒で入社した新入社員と企業とのミスマッチが起こってしまう原因とその対処法について紹介させていただきました。
今回の記事のまとめはこちら。
- ミスマッチの原因は、
①短期決戦型の就活スケジュール
②何となく就活してしまった
③入社してからでないと知りえない会社の実情
が挙げられる。新卒社員側に非があることもあるが、こればっかりは運の要素も大きい。 - ミスマッチが起こってしまったものは仕方がないので、対処法を実践しよう。上司や人事に相談、副業を始めて会社依存を断つなど。
- 悩みながらズルズルと働くよりも思い切って転職もあり。今すぐ転職する気がなくても下準備を進めておこう。
以上、新卒で入社した会社に違和感を感じていたり、ミスマッチが起きていると悩んでいる方の参考になれば幸いです。