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新卒で入社した会社を辞めて転職するまでの流れを解説します!

新卒で入社した会社から転職するか悩んでいる人

●新卒で入社した会社に違和感を持っている。
●新卒が転職するときの注意点が知りたい。
●転職する際の流れを知りたい。

こんなお悩みや疑問を解決します。

この記事では、新卒で入社した会社を辞めて転職を考えている方向けに、注意点や流れを解説していきます。

新卒で入社した会社に違和感を持っている方の参考になれば幸いです。

はじめに【第二新卒の注意点】

一般的な転職も第二新卒の転職も基本の流れは変わりません。

しかしいくつか注意点がありますので、具体的な転職の流れの前に、新卒で入社した会社から第二新卒として転職する際の注意点を挙げておきます。

転職の一番の目的が「今の会社を辞めるため」は危険

あなたの転職の目的は何でしょうか?

  • 今の会社の仕事内容が辛いから?
  • 職場の人間関係が上手くいっていないから?

転職を考えるようになったきっかけは何であっても構いません。

ただ、注意してほしいのは、転職の最たる目的が「今の会社を辞めるため」というのは非常に危険だということです。

なぜなら、とりあえず今の会社から逃げ出せれば何でもいいというような半端な気持ちで安易に転職を進めてしまうと、転職先の会社でも同じような状況に陥ってしまう可能性が高いからです。

自分が何をやりたいのか?自分の強みは何なのか?といった自己分析や応募を検討する業界・企業の研究を入念にしましょう。

要はよく考えてから転職しようということです。あなたの貴重な人生を易々と無駄にするわけにはいきませんからね。

第二新卒は新卒のように手厚い研修があるわけではない

新卒で入社すると、手厚い研修が用意されている場合が多いです。企業によっては内々定から入社までにも研修を用意しているところもあります。

一方中途採用の場合は、企業側は即戦力を求めている場合が多いです。

よって、新卒で入社した時と同じような感覚で、「入社してから会社に育ててもらおう」と考えて転職してしまうと、入社後にギャップを感じてしまうでしょう。

もちろん、第二新卒・業界未経験・職種未経験歓迎を謳い、新卒同様に手厚い研修を用意している企業の求人も多数あります。

どちらにしても、その辺の説明は転職先の面接時に説明があったり、こちらから質問する機会があったりはしますので、必ず確認しておくようにしましょう。

求人を探そう

ここからは転職の流れを具体的に紹介していきます。

【その前にもう一度】本当に転職すべきか見直そう

先に紹介した「第二新卒の注意点」を見てどのように考えましたか?

本格的に求人を探す前に、まずは本当に今転職すべきなのか改めて見直しましょう。

転職の先生

しつこい?いえいえ転職に失敗してしまうと貴重な時間を無駄にしてしまうことになります。自分のために今一度よく考えてみましょう。

今すぐ転職はいいかなと思った人

まずは、改めて転職について考えた結果、今すぐにはしなくてもいいかなと思った方。

転職サイトに登録してください

転職の先生

今すぐ転職しないのにサイトに登録するの?と思いましたか?

今すぐに転職する気がない方も、ぜひ転職サイトに登録してください。


今すぐ転職する気がなくても転職サイトに登録することのメリットはこちらです。

●転職サイトに登録しておくメリット①

「今働いている会社への依存度が下がる」

転職サイトに登録すると、今働いている会社以外の情報をたくさん目にすることになります。結果、今の会社で働く以外の選択肢が少なからず自分の中に生まれます。

新卒の新入社員は「自分にはこの会社しかない」「この会社を辞めてしまったら自分は終わりだ」などと考えてしまいがちですが、そんなことは全くありません。

実際、「いつ会社を辞めてもいい」という考え持った人の方が、自分らしく思い切って仕事をすることができるため、良い結果を残しやすいと言われています。

今働いている会社で仕事を全うするためにも、他の企業の情報を取り入れ、視野を広げておくことをおすすめします。

転職サイトに登録しておくメリット②

「精神的に限界が来た時にはサイトに登録する気すら起きない場合が多い」

転職を考えるようになったきっかけが、今の会社で働くことが精神的に辛いから、という方は要注意です。

慢性的なストレスはやがてあなたの心をむしばみ、やがて鬱になってしまいます。鬱になってしまったら病院に通わなければなりませんし、転職どころではなくなってしまいます。

万が一の状態になる前に、準備は着実に進めておきましょう。

転職サイトに登録しておくメリット③

「転職サイトならではのコンテンツが利用できる」

転職サイトには無料で利用可能で有益なコンテンツが用意されています。

例えば大手転職サイトのリクナビNEXTでは、グッドポイント診断というものがあります。これによって自分の強みを客観的に見ることができ、本格的な自己分析を行うことができます。

また、転職のノウハウや転職の成功例、企業インタビューなど転職に関する有益なコンテンツが充実しています。

はなまる

定年まで今の会社で働くのですか?そうじゃないなら求人情報をストックしておいて、いざというときに準備しておくべきですよ。

おすすめの転職サイト

今すぐ転職しようと思った人

「今すぐ転職したい!」と思った方、転職サイトまたは転職エージェントに登録して求人を探しましょう。

転職サイトの特徴

転職サイトは、サイトを通して掲載されてある求人を自分で探し、自分で応募、面接に臨みます。

転職活動の開始時期や面接日時の調整など全て自分で行うため、自分のペースで転職活動を進めることができます。

【転職エージェントの特徴】

転職エージェントは登録後、専任のキャリアパートナーがつき、転職活動が進められます。

キャリアカウンセリングから始まり、求人の紹介、企業への応募から面接日時の調整などを全て専任のキャリアパートナーが行ってくれます。

転職の先生

自分のペースでやるなら転職サイト、プロに任せるなら転職エージェントですね!

おすすめの転職サイト

求人へ応募し面接を受けよう

転職エージェントを利用される方以外は、転職サイトから求人を探しましょう。

そして希望の求人が見つかれば、実際に応募、面接へと進みます。

転職活動は在職中に行う場合と、退職後に行う場合に分けられます。

双方にメリット・デメリットがありますので、自分の状況を鑑みてどちらかを選ぶようにしましょう。

転職活動は在職中・退職後、どちらが良いかについては以下の記事をご参照ください。

転職活動は在職中・退職後、どちらが良いか?|マイナビジョブ20’s

退職を表明しよう

転職活動を在職中に行うか、退職後に行うかによって順番は前後しますが、退職の表明についてです。

退職の申入れについて

労働者の自己都合退職について民法では以下のように定められています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。(民法627条1項)

つまり、基本的には退職の申入れを行ってから2週間で退職することができるということです。

そこで気になるのが、会社によって定められている就業規則についてですが、一般的に会社の就業規則の規定より民法が優先されます。

よって、会社の就業規則に「○か月前に申入れなければならない」と定められてあったとしても、法的には無効になり得ます。

円満退職するためには会社の就業規則を守ろう

会社の就業規則よりも民法の方が優先され、退職の申入れから2週間で退職できる権利があることに言及しましたが、円満退職のためには会社の就業規則をきちんと守るのが無難です。

「自分がいなくなったら会社が回らなくなるのではないか・・・」とズルズルと働く必要はありませんが、お世話になった会社である以上最低限の引継ぎはしてから退職しましょう。

転職の先生

後腐れなく気持ちよく去りましょう!

ただし、会社の就業規則を無視してでも即退職すべきだというケースもあります。

  • 退職の申入れをしたにも関わらず辞めさせてもらえない場合
  • 違法な労働環境で働かされている場合

このような場合は即刻退職すべきです。

自分一人の力ではどうにもならないときは退職代行サービスを使ってでもいいので、一刻も早く劣悪な環境を脱しましょう。

退職代行サービスを利用すれば、職場の人と再び顔を合わせることなく退職することができます。職場の人間関係が原因で退職を考えている方なんかにもおすすめのサービスです。

おすすめの退職代行サービス

退職の申入れをするときのポイント

退職の申入れのポイントは以下の3つです。

  1. 退職の申入れは直属の上司へ行う
  2. 退職の理由は多少嘘をついても問題なし
  3. 退職願や退職届をいきなり提出するのはNG

退職の申入れは直属の上司へ行う

退職の申入れは直属の上司に対して行うのが常識です。

また、上司に退職を申入れる前に同僚に自分が退職することを言いふらしたりしてはいけません。

上司にとって、気分のいいことではありませんので、気を付けましょう。

退職の理由は多少嘘をついても問題なし

退職の理由を詳細まで会社へ話す義務はありませんのでご安心ください。

会社への不満から退職を決めたという方はそれを正直に行ってしまうと、改善するから会社に残ってくれないか、などと交渉される可能性もありますので気を付けましょう。

退職願や退職届をいきなり提出するのはNG

ドラマで見られるような退職届を上司にたたきつけるようなことをするのは非常識なのでやめましょう。

また、退職届を置いて去るというのもよくないです。

事前に上司に話したうえで、退職日を決める際などのツールとして退職願や退職届を利用する程度に考えておく方が良いでしょう。

退職の際の手続きについて

退職が決まれば、退職の際の各種手続きが必要になります。

具体的には、会社に返却するもの・受け取るものがあったり、保険・年金・税金などの公的な手続きがあったりです。

以下の記事において解説されていますので、ご参照ください。

退職の流れと必要書類等の各種手続きについて~チェックリスト付き~

まとめ

以上、新卒で入社した会社を退職する場合の注意点や流れについて解説させていただきました。

終身雇用が既に崩壊している中、新卒で入社した会社で定年まで働くというのは極稀なケースです。

定年まで今の会社で働くイメージが湧かないという方は、転職サイトに登録するなり、副業を始めるなりして、会社依存を断つことをおすすめします。

はなまる

「時代に合った働き方」を一緒に模索していきましょう!