・仕事が辛くて鬱になりそう。
・仕事を辞めたいけど将来が不安で踏み切れない。
こんなお悩みの解決を手助けする記事を書きました。
仕事が辛くて会社を辞めたい新卒採用の方、安心してください。
退職に対するネガティブなイメージから、退職に踏み切れないかもしれませんが、大前提として「新卒採用で入社した会社を早期退職しても人生は終わりません」
この記事では、「仕事を辞めたい新卒の方に鬱になる前に知っておいてほしいこと」についてご紹介します。
Contents
【結論】仕事を辞めても人生は終わりません
根性論がはびこっている日本において我慢することが美徳だと考えられがちですが、逃げても大丈夫です。
新卒で入社した会社を辞めたとしても人生は終わりません。
収入がストップしてしまったとしても、少しの間実家を頼ればいいだけですし、改めて他の企業に入社することもできます。
また、今は様々なお金の稼ぎ方があり、フリーランスとして生計を立てている方も大勢いらっしゃいます。
辛い仕事を我慢し続けて鬱になってしまう方がよっぽど人生が終わりです。
新卒に知っておいてほしい3つのこと
ここからは、仕事で消耗している新卒に知っておいてほしい3つのことをお話しします。
以下のことを知ったうえで、本当に今我慢して仕事を続けるべきなのかどうか判断してみてください。
年金制度について
老後2000万円問題で話題の年金制度についてです。
年金制度は全てを知ろうとすると非常に複雑なので、重要な部分をピックアップして説明します。
年金の種類
年金は大きく分けて国民年金と厚生年金に分けられます。
●国民年金
国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満の人が全て加入しなければならない義務があります。
サラリーマン、フリーランス、専業主婦など立場によって種類や収め方に違いはありますが、月額16,410円は共通です。
●厚生年金
厚生年金はサラリーマンや公務員が加入することのできる年金制度です。
国民年金に上乗せする形となります。
毎月の給料やボーナスから天引きされる形で納入し、保険料率は18.3%です。
ただし、半分は会社が支払ってくれているので、実質個人の負担は9.15%となります。
【例】給料が月20万円の場合
厚生年金保険料=20万円×9.15%=1万8300円
年金制度が抱える問題
年金問題で代表的でイメージがしやすいのが、少子高齢化による年金問題です。
日本では、少子高齢化がどんどん進んでいることは周知の事実ですよね。
この少子高齢化が進むと、年金を収める働く若い世代が減る一方で、年金を受給する高齢者世代が増えます。
つまり、年金制度破綻待ったなし!です。
年金制度の今後
少子高齢化により破綻の可能性を含んでいる年金制度。
しかし納入者にとっての将来的なメリットはそれなりに大きく、昨今の日本のGDP成長率の推移が順調なこともあり、現状年金制度は成り立っています。
ただし、少子高齢化によって年金の受給額が今後減ってしまう可能性が大いにあるのも事実です。
2004年度に年金の支給額を抑える仕組みであるマクロ経済スライドが導入されており、これにより今後年金の受給額が減る可能性があります。
少子高齢化改善の兆しが見えない以上、年金は受給開始が現在の65歳からさらに引き上げられ、受給額も減っていくことが予測されます。
ちなみに、現在の月額の年金受給額は平均して、国民年金が5.5万円、厚生年金が14.5万円です。
残りの必要なお金は個人で用意しなければなりません。
これをどう捉えるかは個人によりけりです。
しかし、今会社を辞めたいと思っている方は、その仕事をずっと我慢し続けて受けられる恩恵がこれであり、今後さらにリスクは増え続けるということを知っておかなければなりません。
終身雇用制の崩壊
続いて終身雇用制についてです。
2019年、トヨタ自動車の豊田章男社長による
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」
という発言から一気に終身雇用制の崩壊が公になり始めました。
終身雇用崩壊の中身を簡単に説明すると、
新卒一括採用・年功序列・終身雇用をセットにした雇用制度を日本が続けた
⇓
飲食や小売業界などでは人手不足、一方企業の正社員の1割以上が社内ニート
⇓
企業が黒字リストラ決行、年齢に関わらず能力の高い人材を処遇する仕組みを取り入れる企業が増える
⇓
とりあえず長く働けば安定という時代は終わり、優秀な人がそれに見合った待遇を受ける世の中に
こんなところですね。
つまり、何となくでも一つの会社で長く働いてれば年功序列で給料が勝手に上がり安定が得られるという仕組みは崩壊しているということです。
「黒字リストラ」がTwitterでトレンド入りしたりと今後この流れはさらに加速することが予測されます。
一方で考えを変えようとしない企業も一定数あると思いますが、そんなところに未来はないですね。
出世に魅力なし
この記事を見てくださっているあなた、今の会社で出世したいと思えますか?
この記事を開いてくださっている方に出世することのデメリットを再確認します。
- 拘束時間が今よりも長くなる可能性がある
- 精神的負担が大きなる
- 出世して役職に就くと退職しづらい
こんなところでしょうか。
逆に出世することのメリットとしては、「大きな仕事を任されるようになる」「給料が上がる」などが挙げられます。
今の会社で働くことに誇りを持っていて、もっと大きな仕事をやってみたい!という方、とても素敵なことだと思います。
一方そうではない方、ストレスが増えるだけで出世に魅力はありませんで、昇給も含めて諦めましょう。
後ほど紹介しますが、昇給を諦めて副業で稼ぐという方法もあります。
【まとめ】我慢することは大きなリスクです
新卒の社会人の方が鬱になってしまう原因は、劣悪な労働環境に置かれていても我慢してしまったり、やりたくない仕事を我慢してやっていることにあります。
鬱は病気です。一度鬱になってしまうと回復に何年もかかる場合があり、治らないケースもあります。
厳しいことを言うようですが、今あなたが「我慢」していることに意味はありません。
鬱になってしまったら貴重な20代の時間を無駄にしてしまいますし、あなたがやりたくない仕事で消耗している間にも、決断力のある優秀な若者は価値あるチャレンジをしています。
あなたの大切な人生を無駄にしないためにも、無意味な我慢を辞めましょう。
退職に関しては、退職代行サービスを利用するという手もあります。
これを利用すれば、職場の人と再び顔を合わせることなく退職が可能です。
鬱になりそうなほど精神的に追い込まれている人やどうしても自分から退職を伝えづらいという人には利用価値のあるサービスです。
退職代行EXIT【業界最大手!】
- 退職代行サービスのNEXT【弁護士サポートの退職サービス】
新卒が今後のために実行すべきことを紹介
ここからは、「新卒で入社した会社で消耗しながら働き続けるのがまずいのは分かったけど、他にやりたいことがない・・・」という方向けに、新卒が今後のために実行すべきことを紹介します。
「人生でやりたいことリスト100」を作ってみよう
「人生でやりたいことリスト100」とは、ロバート・ハリス著の『人生の100のリスト』という書籍が元になっています。
『人生の100のリスト』は著者が人生でやりたい100のことを達成していく過程を描いたものになります。
私もこんな感じで「人生でやりたいことリスト100」をノートに書きだしています!

「人生でやりたいことリスト100」のルールは、
- 実現できそうかどうかは考えない
- 内容は途中で変わってもOK
- 一気に100個書けなくてもOK
「人生でやりたいことリスト100」を書き出してみると、「自分にはやりたいことがこんなにもあったのか」と新たな自分を発見することができます。
そしてただ夢を見るだけでなく、それを実現するために今どうすべきかを逆算してみましょう。
会社を辞めたいなら転職しよう
新卒で入社した会社が合わないと感じているのであれば、転職を考えましょう。
正直なところ新卒採用はガチャです。
具体的な仕事の内容やその大変さは実際に働いてみないとわかりませんし、職場の人間関係なんかは入ってみないと予測もつきません。
とはいえ、転職は失敗してしまうとそれこそ時間の無駄なので、慎重に行う必要があります。
また、仕事は生活がかかっていることなので、すぐに退職はできないという方もいるでしょう。
仕事で消耗しているという方は、まずは転職サイトに登録することから始めてみてください。
ストレスや疲労が限界に達し鬱になってしまうと、転職しようにもサイトに登録する気すら起きなるケースもあります。
転職サイトへ登録し、気になる求人情報をチェックしておくだけでも、自分の中に転職という選択肢が生まれ、本当に鬱になってしまう前に手を打つことができます。
転職サイトで求人を見ることは無料でできますし、大手転職サイトのリクナビNEXTでは、
グッドポイント診断という自己分析ツールもあります。
今すぐ登録しておくことをおすすめします。
本当に鬱になってしまう前に、できることを進めておきましょう!
副業を始めよう
政府による副業解禁で、サラリーマンの副業がトレンドになりつつあります。
ただし、アルバイトのような時間を切り売りしてお金がもらえるような副業は好ましくないです。
- ブログ・アフィリエイト
- YouTube
- プログラミング
- Webライティング
などが時間や場所に縛られない働き方で、サラリーマンにおすすめの副業です。
副業には単に収入が増えるというだけでなく、会社への依存度が下がるというメリットがあります。
こうして会社依存を断つことで、自分の本当にやりたいことのヒントがみつかったり、独立という選択肢も見えてきます。
少しずつでいいので、同時に自分のスキルを上げることのできる副業を始めてみましょう。
サラリーマンが始めるべき副業については、副業に関する有益な情報を発信されているクニトミさんの副業(パソコン)で月65万稼ぐ僕が教える!おすすめ在宅ワーク6つ|副業コンパスという記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上、「仕事を辞めたい新卒に鬱になる前に知っておいてほしいこと」と「新卒が今後のために実行すべきこと」についてお話しさせていただきました。
今回の記事のまとめはこちら。
- 新卒で入社した会社を辞めても人生は終わらない
- 年金制度は破綻の可能性あり
- 終身雇用は崩壊しつつある
- 出世に魅力なし
- 辛いなら鬱になる前に仕事を辞めよう
- 小さなことでもいいので行動しよう
実は私も仕事で消耗している新卒なんです・・・しかし人生を変えるために日々努力をしています。あなたもぜひ小さな一歩を踏み出してみましょう!