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塾講師からの転職を現役塾講師が考察してみた【おすすめの職種は?】

塾講師からの転職を考えている人

・塾講師から異業種へ転職できるのだろうか?
・塾講師からの転職を考えていて、おすすめの転職先を知りたい。
・転職における塾講師の市場価値ってどれくらいなのだろうか?
・塾講師が転職する際のアピールポイントが知りたい。

このようなお悩みの解決の手助けになる記事を作成しました。

本記事の内容
  • 【結論】塾講師の市場価値は低いけれど、異業種への転職はできます
  • 塾講師の仕事を通して身に付くスキルとおすすめの転職先
  • 塾講師からの転職を目指す人がやるべきこと


この記事を書いている私は現在学習塾で正社員として働いている現役塾講師です。

塾講師という仕事は、未来を担う子どもの教育に関わることのできるやりがいある仕事だと思っています。

しかしその反面、毎日たくさんの人と直接的に関わるため、その分働く中でメンタル破壊イベントが多発します。

そんな中日々痛感しているのが、「塾講師の仕事は、『好きじゃないとやってられない仕事』だ」ということです。

はなまる

私はこの仕事を定年まで続けるビジョンが全く見えないため、転職や独立にも目を向け動いています。

というわけで前置きが長くなってしまいましたが、この記事では、現役塾講師の私が「塾講師からの転職」について考察していきます!

【結論】塾講師の市場価値は低いけれど、異業種への転職はできます

結論、一般的な塾講師の市場価値は低いです。

なぜなら塾講師をやっていても、他の業種でも通用するような専門的なスキルが身に付きにくいからです。

塾講師のメインの仕事は、「子どもに学校(受験)の勉強を教えること」

どれだけ勉強を教えるのが上手くても、そのスキルは学習塾以外の会社では使い物にならないのが現実です。


一方で塾講師の仕事は子どもに勉強を教えることだけではないのも事実です。

営業活動やイベントの企画、教材や案内の作成、事務作業などなど。

このような生徒に授業をすること以外の業務に塾講師の市場価値が隠れているかもしれません。

そして身に付いたスキルや実績を具体化してうまくアピールすることができれば、異業種でも転職は可能です。


事項では、市場価値を高める要因となり得る塾講師で身に付くスキルについて考察していきます。

はなまる

そう考えると塾講師って本当に色々なことをやらされやってますよね。

塾講師で身に付くスキル

英語のスキル

塾講師として英語を教えている方は、英語のスキルが高い方もいるでしょう。

スキルとして認められる基準としては、TOEICで最低600点以上、700点以上であればスキルとして十分にアピールできるレベルだと言えます。

基本的なPCスキル

基本的なPCスキルとは、「Word」「Excel」「PowerPoint」のスキルです。

塾講師として働いているのであれば、多くの方が使うツールなのではないでしょうか。

プロ級に使いこなせる人でない限りは、これらの基本的なPCスキル一本でアピールはできませんので、あくまでもないよりはあった方がいい補助的なスキルになります。

コミュニケーション能力

塾講師をやっていて身に付く最も大きなスキルは、このコミュニケーション能力だと言っても過言ではないでしょう。

塾講師は子どもに勉強を教えることもそうですが、保護者の方と話す機会が多くあり、またチームとして働くことがほとんどのため、コミュニケーション力が嫌でも鍛えられます。


ちなみに、日本経済団体連合会(経団連)による企業に対する「新卒採用に関するアンケート調査」では、選考で重視した点において、15年以上連続で「コミュニケーション能力」が1位となっています。

このアンケート調査はあくまでも新卒採用においてですが、転職の際の採用においても、会社はコミュニケーション能力の高い人を求めていることは明らかです。

塾講師のスキルが活かせる仕事

ご紹介した「塾講師で身に付くスキル」を踏まえて、塾講師のスキルが活かせる仕事について考察していきます。

教育関連の仕事

英語講師

英語講師は、英語を教えていてかつ英語のスキルに自信のある方に限定される仕事ですが、当てはまる方にとってはおすすめな仕事です。

学習塾と違って受験の指導を行わないため、その分「英語を教えること」に特化して働くことができます。

英語が好きな方にとっては魅力的な仕事ですね。

教育教材開発・制作

塾講師をやっていると指導に使う教材の作成やテストの作問などを行う機会がありますが、そういった教材の開発・制作が好きな方におすすめの仕事です。

塾講師の専門スキルが仕事に直結する貴重な職種です。

この教育教材開発・制作の仕事は、塾講師からの転職で即戦力になり得るかもしれません。

営業職

学習塾は、学校と違い私企業のため、今いる子どもに勉強を教えるだけでなく、生徒を集めてより多くの講座を取ってもらえるように努力しなければなりません。

というわけで、塾講師であれば必ず営業活動を行っているはずです。

営業と言っても対個人と対企業では、必要な営業スキルや難易度も変わってきますが、「自社のサービスの良さを発信して売り込む」仕事であることには変わりません。

塾講師として働く中で授業よりも営業活動の方が自分に合っているかも、と感じている方にはこれまでの経験や培ったコミュニケーション能力が活かせる営業職はおすすめの職業です。

塾講師の営業はほとんどが対個人になりますが、営業が得意な方は対企業の営業職にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

対企業の営業は難易度が高いため、その分報酬も高く、夢のある仕事です。

バックオフィス系業務

バックオフィスとは、企業活動において顧客に直接に対峙する機会が特になく、顧客に接する部署・部門の支援に回る部署や業務のことです。

具体的には、事務処理、管理業務・人事・経理・法務・財務・総務といった部門・業務になります。

塾講師で培ったPCスキルやコミュニケーション能力がスキルとして役に立つ仕事です。

地味な仕事や細かい業務に抵抗がなく、表に立つよりも人のサポートをするのが得意という方におすすめですね。


塾講師の仕事は生徒・保護者と毎日直接的に関わり、場合によってはそれが原因で精神をゴリゴリと削られていきます。

そのような対人のストレスに悩まされて転職を考えている方も、このバックオフィス系の仕事がおすすめです。

最近はAIに取って代わられてしまう仕事に当てはまるものも多いですが、今のところはまだ多くの企業において必要とされている大切な仕事です。

また一旦バックオフィス系の仕事へ転職して対人のストレスを回避しつつ、プライベートで他の勉強をしたり副業をしたりして自分のやりたいことを見つけていくという行動は大いにありですね。

コールセンター

コンサルティングファーム

塾講師から異業種への転職を考えている人がやるべきこと

ここからは、塾講師からの異業種への転職を考えている方がこれからやるべきことについてお話しします。

塾講師を通して身に付いたスキルを具体化・言語化する

転職活動においては、前職(現職)でどんなスキルを身に付けたのか、何を成し遂げたのか、などの成果・実績を具体化する必要があります。

そしてこれらは面接において必ず聞かれることなので、転職を希望する会社へはっきりと伝えられるように言語化しておかなければなりません。

実際に塾講師からの転職活動を経験している私の面接での失敗例をご紹介します。

・面接での質問①「あなたが現職で身に付けたスキルは何ですか?」
⇒私の解答「社会人としての基本的なスキルが身に付きました!」

何が言いたいのか全く持ってわからない内容のない回答ですね(笑) これでは、何のスキルも持ってないのだと判断されても仕方がありません。


・面接での質問②「あなたが現職で成し遂げたことは何ですか?」
⇒私の解答「顧客の満足度を上げ、売り上げをアップさせました!」

抽象的すぎて説得力がなさすぎます(笑) 会社が聞きたいのは、具体的な実績と成功に至ったプロセスや思考などですが、これでは何をしたのか全く伝わりません。

冒頭でもお話しした通り、一般的な塾講師の市場価値は低いです。

よってその分、自分の強みを明確にし、転職を希望している会社へどれだけ貢献できるのかに当てはめてプレゼンする必要があります。

塾講師の仕事は大変ですが、その分やりがいがあり、エピソードも豊富なはず。

それをきちんと具体化・言語化してうまく伝えることができれば相応の評価をしてもらえるでしょう。

転職活動に不安を持っている方は転職エージェントを利用しよう

上記のとおり転職活動はいかに自分のスキル・経験を具体化・言語化できるかがポイントです。

ただし自分の長所や実績をわかりやすくプレゼンすると言っても多くの場合主観的になってしまい、希望の転職先に評価してもらえるようなことをワンチャンスの面接で発表するのはハードルが高いのも現実です。

よって面接に不安のある方や初めての転職活動に臨む方には転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは、登録後専任のキャリアパートナーがつき、キャリアカウンセリングから、求人の紹介、面接対策、手続きなどを一貫して行ってくれます。

また第三者目線でのアドバイスが受けられますし、就業中に転職活動を行う時間のない方でもスムーズに転職活動を進めることができます。

自分の強みを客観的に把握する

転職活動の第一歩は自分の強みは何なのか?を客観的に見つめなおすことです。

先に紹介した転職エージェントを利用すれば解決なのですが、自分のペースで転職活動を行いたいという方は、大手転職サイトのリクナビNEXTで利用できるグッドポイント診断がおすすめです。

グッドポイント診断では、質問に答えていくだけで強みを客観的に把握できます。

また、求人への応募時に診断結果を添付して送ることができるため、応募の段階で自分の強みをアピールすることができます。

今すぐ転職する気がないという方でも、いざというときの準備としてぜひ利用してみてください。

リクナビネクストのグッドポイント診断で自分の強みを見てみる

【まとめ】自分の強みを洗い出し、自信が持てるスキルを素直にアピールしよう

以上、塾講師から異業種への転職について現役の塾講師目線でお話しさせていただきました。

塾講師からの転職のまとめ
  • 塾講師の市場価値は低い
  • 一方コミュニケーション能力は嫌でも身に付く
  • 自分のスキル・実績を具体化・言語化しよう
  • 転職に不安がある人は転職エージェントを利用しよう

塾講師は専門のスキルが異業種で活かしにくいため、転職において市場価値が低くなりがちです。

しかしその一方でコミュニケーション能力は嫌でも身に付き、この能力は企業が求めるものとマッチするため、うまくアピールすることができれば、評価が高まります。

未経験の職種への転職は20代~30代前半までがチャンスです。

このまま定年まで塾講師を続けようという方以外は、今すぐに転職する気がなくても転職サイトに登録して求人をストックしておいたり、自分の強みを洗い出すなどして準備を進めておくことを強くお勧めします。

リクナビネクストのグッドポイント診断で自分の強みを見てみる